飛行機は前回の帰省の時も乗ったので、初体験ではない。
前は3ヶ月の時。
実はこれで4回、トーマは飛行機を体験している。
しかし、トーマはどうやら飛行機が苦手なよう。
毎回、初めてのことのように大騒ぎする。
今回、特に対馬に帰る飛行機の中では本当に大変だった。
トーマがあまり飛行機が好きじゃないのはわかってたので、お菓子やジュースもマグマグに準備し、おっぱいも飲んで、穏やかな状態にして乗った。
おとなりさんは、やさしそうな田舎のおばあちゃん。
『すみません、もしかしたらこの子泣くかもしれないので、ご迷惑をかけるかもしれません』
と、一応ご挨拶。
『泣くなよー、おとなしくしてろよー』
と心の中で念じつつ、どきどき。
しばらくはよかった。
滑走路に入る前までは、トーマは周りの人に愛想振りまきまくり。
『かわいいねぇ。何ヶ月?』
『あ、5ヶ月ですぅ』
私も一緒に愛想振りまいておく。
が、しかし、飛行機が離陸した途端にトーマは爆発。
うっぎゃーーーーーー。
あんぎゃあーーーーーー。
いやぁぁぁーーーーーーー。
私はおろおろし、隣のおばあさんもおろおろし始める。
スチュワーデスさんも駆けつけ、
『ジュースお持ちしましょうか?』
『おもちゃはどうかな?』(紙コップに何かいれたおもちゃをもってきてくれた)
『おしゃぶりはお持ちですか?』
と、試行錯誤。
絵本持ってきてくれて、隣のおばあちゃんに
『見せてやってください』
(多分、私の身内と勘違いしてたね)
隣のおばあちゃんも
『おっぱいばやらんね』
『おーよしよし』
って、まるで本当のおばあちゃんのように接してくれるし。
私はおっぱいやったり(もう人前でも遠慮なし!)、抱っこしたり、おしゃぶりやおもちゃ・・・ありとあらゆる方法でトーマをあやしてみた。
でも、結局トーマは着陸後も泣き続け、車に乗って落ち着くまで泣き止まなかった。
その後3時間爆睡だったけどね。
一緒に乗ってたお客のみなさん、お騒がせして、どうもすみませんでした。
ほんと、もう飛行機には乗りたくないね。
バスは大丈夫だったのになぁ。
なんでかな。
狭いところがいやなのかな。
もしや閉所恐怖症???