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作業療法士になって、かれこれ20年超。

『これは私の天職だ!』と思ってきたし、今でも、そう思ってる。

だから「むく~施設っぽくない大きな家」を作っても、作業療法士は続けていきたい。

仮に施設代表をやったとしても、心は作業療法士でいたい。

でもね。

作業療法が何なのかってのは、実はあまり知られていない。

作業療法?

『あ~よく机とかで折り紙したり、ぬり絵したり、あ、編み物とかもするんだっけね?

とにかく、そういう作業するやつでしょ?』

なんて風によく言われる。

でも、作業療法ってのはそんなもんじゃなぁーい!!

作業療法で言う『作業』は、生活そのもの、人生そのものなんだなぁ。

その人の人生をよくするための活動や、手段、関わり全てが作業療法だったりする。

言うなら、作業療法士がやることは全て作業療法だと私は思ってる。

対象者の方と一緒に畑仕事をする。

喫茶店でコーヒーを飲む。

折り紙を折る。

料理をする。

お風呂に入る。

着替えをする。

猫に餌をやる。

歩いたり、車椅子に乗る。

筋トレ、ストレッチ。

住宅改修。

自助具製作。

ダンス♪

片手で魚釣りをする。

犬の散歩。

とか

とか

とか

その人の人生に必要な課題を見つけ、解決して、その人の人生が豊かになるためなら、何でもやりまっせ~!

それも、当然ながらリハビリなので『やってあげる』ではなく、本人ができるように指導したり、工夫を凝らしたり、練習したりするのが私たちの役目。

リハビリはやってもらうんじゃない、自分がするものだからね。

そう。

作業療法は、介護と同じく『自立支援』なのよ。

ついでに言うと、作業療法士は、もっと介護に近い存在じゃないといけない。

介護ができない作業療法士は、生活が見れていないのと一緒。

生活を見れない作業療法士は、作業療法士の資格なし!

そして、生活がずっと続いて人生があるわけで、人生に真っ向から関わらせてもらう仕事が作業療法だといえる。

その人が、少しでも楽に生活できるように。

その人が、少しでも生き生きと暮らせるように。

その人が、その人らしくいられるために。

作業療法士は、ありとあらゆる手段を使って「その人」と関わっていく。

寝たきりで床ずれがある方には、少しでも呼吸が楽になるように、床ずれが無くなって痛みが無くなり、気持ちよくなるようにと、姿勢調整を試みたり、環境を変えたり、関わる人・スタッフに介助方法を指導したりする。

旅行が趣味だったけど(何らかの障がいを持ってしまいいけなくなった)・・・という方とは、歩く練習、乗り物に乗る練習、自分で計画立てて、スケジュールを作り、金銭管理をする練習なんかもする。

障がいを持ってしまっても、あなたが思うより、まだまだできることがいっぱいあるんだと知ってもらいたい。

そのために、ありとあらゆる方法を試み、様々な手段を用いて関わっていく。

これが、私が思う作業療法士の仕事。

決して、机上作業だけじゃないし、関節運動や筋トレだけでもない。

人の人生にどっぷり関わらせてもらう仕事。

それが、作業療法。

だから、私は、一生作業療法士をやっていく。


「施設っぽくない大きな家を作ろう」と決めたので、事業所の理念も考えよう。

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理念と書くと硬いけど、結局何がしたいのかってことなんだよね。

何のために、会社があるのか。

何のために、事業所を作るのか。

そこを明確にしておくと、働いてくれる人も、私自身もぶれずに行動することができる。

で、いろいろ考え悩んだけど、決めた!

『自分らしく生きる』

え?簡単すぎ?(笑)

でも、これしかないっしょ。

最後まで、その人らしくイキイキと生き抜いてほしい。

みんな違って当たり前。

「その人らしさ」を大切に!

「その人らしさ」がわからなかったら、わかるために、その人を知る努力をする。

その人を知るために、興味を持つ、その人のことを好きになる。

好きになったらしめたもん。

良いケアに繋がること間違いなし!

そして自分自身も「自分らしさ」を大切にしていこうじゃない。

【行動指針】も考えた。

私自身と、事業所で働くみんなに、常に心に留めておいてほしいこと。

1.自分がまずは幸せのお手本になる

人の人生に関わる仕事なんだから、まずは自分の人生を豊かにしなきゃ。

ストレスいっぱいで働いてるなんて、本末転倒。ナンセンス。

自分が幸せでいることは絶対条件。

2.可能性を諦めない

生きてる限り、いろいろな可能性がある。

簡単にあきらめちゃダメ!可能性を捨てちゃダメ!

3.楽しむことを忘れない

笑いのない、楽しみのない人生なんてつまらない。

生きてる限り、ワクワクすることをいっぱいしよう。

4.普通の暮らしを支える

迷ったときは、自分に置き換えてみて考える。

普通って何?

その人にとっての普通って?

を常に頭において行動しよう。

5.無垢の心で、ありのままを受け入れる

障害の有無、年齢、性別、関係なし。

あなたはあなただから、そのままでいい。

みんな違って当たり前なんだから。

6.地域に溶け込む

事業所は、地域の一部だってことを頭に入れて、どんどん地域に出ていく。

施設の中で完結するんじゃなくて、あくまで、そこの住民だってことを意識して。

スタッフも利用者も、地域の人との繋がりを作っていく。

自分の心に問いかけながら、何がしたいのかを言葉にしてみた。

これってすっごい難しい。

でも、言葉にしておくと、迷ったときの道しるべができる。

柔軟な対応をしながらも、理念に沿っていれば大丈夫って、安心できるもんね。

まだまだ増えるかもしれないし、減るかもしれないし、変わるかもしれないけど、今の時点ではこんなとこ。

もっといい言い回しができたら、変わる可能性大だけど(笑)

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ところで、このロゴ。

うちの会社、MUKUのロゴですw

MUKUの意味は無垢のむく。

あ、意味不明?(^^;)

「自然のまま、ありのまま」を大事にしたいから。

のびのびと、生きてる限り人間らしくいてほしいから。

そんな意味でのMUKU。

大体、私自身が着飾ることも、不自然に装うことも、見栄を張るのも、カッコつけるのも苦手なんだもん!

偉い人相手にしてても、普通に突っ込み入れちゃうし(笑)

ヒールが高い靴なんて履けないし!(挑戦したことはあるけど諦めた)

自分らしくない化粧もダメ!(厚化粧はお化けになる)

高層ビルの高級レストランなんてのも、ぜんっぜん似合わない(笑)

でも、海や自然の中で暮らしてると落ち着くし、高級料理より庭でバーベキューの方が心地いい。

そんなナチュラル人間だから、仕方ない(笑)

自分らしく、心地よく生きることを大切にします。

(でもね、上手に化粧してる人やかっこよくヒールの靴を履いてる人をみると、ステキだなぁかっこいいなぁって思うんだけどねw)

てなわけで、MUKUも私もよろしく!

事業所のオーブンは来年だけど、一緒に働きたい無垢な仲間も募集中です(^^)


「今更ですが、本音のブログ始めます。よろしく!」

もう、かれこれ10年以上前からの夢。

ずっとやりたかったけど、ずっと迷いがあった。

何度も事業計画を書いては、採算が取れそうにないと諦め、物件探しまでしておいて、子供ができたからと諦め、いよいよやるぞ!ってときに介護保険の改正で躊躇した。

落ち着いて周りを見渡してみたら、町中にデイサービスの送迎車があふれてる。

『うちに来てください』『いやいや、うちに!』と、お年寄りの取り合いだって噂を聞いた。

経営が厳しく、潰れたデイサービスやグループホームも少なくない。

コンビニ並みにデイサービスが乱立しているのが、この地域の現状。

選択肢が増えるという意味では良いと思う。

それぞれに特色があれば、お年寄りやその家族が、自分にあったところを選ぶことができる。

潰れてしまうところは、やはりそれだけのものだったのかもしれない。

私は、病院や大規模施設ではできない、ちゃんと相手に寄り添うケアが行える場所を作りたいと思ってきた。

『はい、ご飯食べるから口開けて!』『はい、トイレ行くよ~!』とその場からお年寄りを拉致るのではなく、もっと自然にできるんじゃないか。

上から目線で見るのではなく、同じ目線に立つことってできるはず。

「認知症だから仕方ないね」ではなく「〇〇さんだからこうだね」と、その人1人1人をちゃんと見ることが大事でしょ。

でも、病院や老健施設では、なかなかそれが難しい。

私がやろうとしている看護小規模多機能は、デイだけでなく訪問や泊りもOKな小規模な介護施設。

それなら、その人、1人1人のペースを大事にできる。

スタッフの労力は増えるのかもしれないけど、1人1人の人生って、もっと重く、もっと尊いものであるはず。

誰かの人生に関われる仕事なんて、ステキじゃない。

ずっとそう思ってきた。

作業療法士という仕事が天職だって思ったときも、同じように思った。

人の人生に深く関われる仕事なんて、そうそうない。

やりたいことはいっぱい。

まずは画一的なケアでない、一人一人の時間の流れに沿ったケアができる場所を作りたい。

「海に行きたい。」

行こうよ!

「寿司食べたいねぇ~」

お寿司屋さん、行こうよ!

「髪が伸びたわぁ~」

美容院、行こうよ!

行きたいところには、行けばいい。

難しくない。

それが普通の暮らし。

施設らしくない、大きな家を作ろう。

子供の声がする日当りのいい縁側で、お婆ちゃんが日向ぼっこしながらお茶してるような、そんな雰囲気のある空間。

誰が介護する人かされる人か、パッと見ただけじゃわからない、それくらいさりげないケアができるといいな。

そして、赤ちゃん。

自然な存在として、そこに赤ちゃんにいてほしい。

じいちゃんと赤ちゃんが隣同士でご飯を食べる。

寄り添って昼寝をする。

赤ちゃんとお年寄りのコミュニケーションがどんな効果を生むのか、今から楽しみだ。

生まれたての命と終わりゆく命の絡みは、本来自然にあったもの。

普通の暮らしを提唱するために、私はいろいろな命が絡み合う施設っぽくない大きな家を作ることを決めた。

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